入れ歯で後悔したくない方へ~名医のいるクリニック選びのコツ
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萩原歯科医院では「入れ歯は夜眠る時にもはずさない」

9月1日は、防災の日です。2011年(平成23年)3月11日、東日本大震災は、津波や原発事故も引き起こし、死者・行方不明者は約1万9,000人という未曽有の被害を、東北地方だけでなく、広い範囲にもたらしました。

大正12(1923)年の9月1日の『関東大地震』は、死者・不明者14万2,807名、という大きな被害をもたらしましたし、1995年の阪神・淡路大震災、新潟県中越沖地震ほか、日本だけでなく、海外の各地でも、地震による被害は甚大なものです。

日頃から、防災の意識を高く持ち、地域の方々との絆を強めるとともに、水や、非常食、ラジオ、懐中電灯など、改めて、日々の備えについても見直してみることは、大切だとの思いを改めて感じます。

さて、ここでは、萩原歯科医院で治療をした方の入れ歯は、夜間 寝るときにはずさなくて良いため、地震の時のとっさの避難にも、入れ歯を忘れなくて済むことができて、とても安心だ、と治療をした患者さんから喜ばれているというお話をお伝えします。

皆さんは、1995年の阪神・淡路大震災の発生が、早朝、6時前であったため、入れ歯をはずして寝ていた方の多くが、入れ歯を紛失したり、探し出せなくて、大変不自由な思いをされたことをご存じでしょか?

いつも入れ歯を使っている方が、入れ歯がない状態でいることは、食事の問題だけでなく、社会的にも、精神的にも大変な苦痛です。

災害時において、たとえば洋服や他のものであるなら、どこかから借りてきても代用できますが、こと入れ歯に関しては、他の人のものを借りることはできません。
災害時に支給される食事が、噛めないと食べにくいものになるかもしれません。
食事は、毎日のことでもあり、健康を維持するために、決しておろそかにできない問題です。
夜寝る時、入れ歯を洗面所のコップの水の中に漬けているという方が多いのですが、とっさの地震の時、入れ歯を取りに行く余裕もないかもしれませんし、入れ歯そのものが地震の揺れでいつもの場所から移動していることも考えられます。

阪神・淡路大震災の時は、やはり、入れ歯をなくされた被災者の方が、食事面で大変困っていたことから、近隣の歯科医師会が中心になって、ボランティアで、入れ歯作成に尽力し、多くの方に喜ばれたという話も耳にしています。

すべての入れ歯が夜、外さなくて良いというわけではありませんが、当院のものは、基本的に夜も付けたままお休みいただいています。

重要な夜の噛みしめができる「オーダーメイド」の入れ歯

入れ歯を使っている方の多くは、「入れ歯は夜間、粘膜を休めるために、はずして、水に浸けておくように」との、指導を受たことでしょう。
私も、以前は、夜は必ずはずして寝てください、と言っていましいた。
しかし、この15年以上、萩原歯科医院で治療をした患者さんには、ほぼ全員の方に、「夜も入れ歯をしたまま、寝てください。」と言っています。

ここで、はっきりとお断りしなければならないのは、萩原歯科医院での治療した入れ歯に限定したお話ということです。
顎の状態にあっていない入れ歯や、残っている歯の状況が悪い入れ歯、口腔内や、入れ歯そのものの衛生の管理がうまくできていない入れ歯など、入れ歯を一日中入れておくことが良くない場合は一般にはたくさんあります。

当医院では、

  • 患者さんの粘膜や筋肉の状態にフットした入れ歯であること
  • かみ合わせが患者さん本来の位置にあっている入れ歯であること
  • 残っている歯の歯周病治療他が徹底していることなど

入れ歯が備えるべき条件をみたしたものを作成していますが、

  • 入れ歯の清掃状態に問題がないこと
  • 定期的なプロフェッショナルクリーニングが十分になされていることなど

患者さんの条件も含めて、そのすべてが満たされているときに、「夜間も入れ歯をはずさないでください」とお伝えしています。
そして、様々な状況をきちんと考慮した入れ歯治療の場合は、夜間に噛みしめができるようにするという観点から、できれば夜も外さないほうが良いというのが私の考えです。

一般に、人は眠っている間にも、歯を噛みしめています。人によって違いますが、噛みしめの時間は、一晩に平均して10~40分間ですが、特に部分入れ歯でご自身の歯が残っている場合、入れ歯を外して眠っている間に、強すぎる力が自分の歯にかかってしまうことがよくあり、残っている歯にダメージを与えてしまうことがあります。
入れ歯によって上下の噛み合わせを保っているお口の状況のとき、その弊害はとても大きく現れ、残っているご自身の歯の動揺や、支えている歯周組織の損失などを起こすことがあります。

また、夜間に噛みしめを行うことは、脳に血流を送るために欠かせない重要な仕組みでもあるともいわれています。
噛むことと、脳への血流の問題は、また別の機会にお話ししたいと思いますが、実際に、お年寄りの施設などでの調査によると、きちんと噛めることが、認知症を予防したり、入れ歯を治すことで、認知症そのものが改善されたという報告も数多く出されています。

もう一度、改めて確認をしておきますが、清掃状況が悪い場合や、入れ歯が合っていない場合など、夜間に入れることが、マイナスになることも多いものです。
私は、あくまでも、私が治療をした患者さんには、条件を満たしたうえで、「夜間は入れ歯をしたままで休んでください」と、お話しているのです。

もちろん、萩原歯科医院でも、どうしても入れていられないという患者さんもいらっしゃいます。そうした方には、無理に入れないで、夜ははずしていただいています。

歯科治療は究極のオーダーメード

『ケース バイ ケース』で個別に検討することが基本です。
防災を考えるとともに、夜間の入れ歯についての当院の対応を述べてみました。