入れ歯で後悔したくない方へ~名医のいるクリニック選びのコツ
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歯周病になると歯がなくなって入れ歯になってしまうの?

2010年から、歯科の日曜相談会を開催していますが、お子さんの矯正治療から、高齢のお母さまの入れ歯の悩み、または、今通院中の歯科医院の治療法について疑問がある方など、ずいぶん遠方から、大勢の方がいろいろな相談にいらっしゃっています。

そういった中で、最近特に気になるのが、歯周病の相談です。

「歯周病」の相談が増えています

このところ、テレビや雑誌で歯周病を取り上げることが多くなったせいでしょうか、歯周病の情報に出合って、自分のお口の状態に目を向けてみて、自分は歯周病かもしれないと、歯科医院を訪れる方が以前よりずいぶん増えてきました。

これは、とても喜ばしい傾向だと、私は歓迎しています。

歯周病は、ひどい症状もなく進行していく病気で、静かに進行することから、silent disease(静かな病)と言われています。きちんとした治療とその後のケアを怠ると、いつの間にか歯を支える骨が失われて、歯が抜けてしまうという恐ろしい病気でもあります。

歯周病だから抜く、その前に

  • 「歯周病だから、もう総入れ歯しかない、と言われました。」
  • 「歯周病だから、もう手の施しようがない、と言われました。」
  • 「歯周病だから、全部抜いてインプラントしかない、と言われました。」

相談にいらっしゃった何人もの患者さんが口にされる悩みです。

実際はそう言う方のほとんど全員が、歯周病のきちんとした検査を受けたことがありませんでした。

1枚のレントゲン写真だけをもとに歯科医師から心無い言葉を投げつけられて、夜眠れないほどの不安を抱えた方もいました。

歯周病は、確かに治療をしなければ確実に進行して、放っておけば確かに歯を失うこともある恐ろしい病気です。

しかし進行のスピードは、一部の歯周病を除けばゆっくりで、歯を支える骨は10年、20年という単位で少しずつ失われていくもので、すぐに総入れ歯になる人ばかりではありません。

しかも、歯周病にかかっている歯がすべて残せないわけではありません。

歯を支える骨の3分の1以上が残っていれば、治療と患者さんの口腔ケアと、歯科医院での定期的な専門的クリーニングで、歯を残す可能性が出てきます。

実際に当院では多くの方が、重症の歯周病でも的確な治療後と専門的クリーニングを続けて、10~20年前のままご自身の歯を維持しています。

しかし、どうやら多くの歯科医院では、失われた骨の量を測るという基本的な検査すら行われていない様子ですし、治療の効果を確認するための再検査については、受けられたというかたは一人もいらしたことがありません。

また、たとえ何本かの歯を失ったとしても、対応できるいくつもの治療法があります。誰もがすぐに総入れ歯になど、なるはずもありません。

検査をしない治療と、確認の無い歯石除去は効果なし

歯周病は、お口全体が同じように悪い状況に進むわけではなく、一人の人のお口の中でも、ある歯は重症な歯周病でも、それ以外は中程度や軽度、あるいは健康な歯もあるなど、歯周病の程度が混在するものです。

さらには、1本の歯でも、頬の側と舌の側では、歯周病の程度が違うというように、同じ歯でも部位によって程度が違うというのが、ほとんどです。

つまり、検査をしなければ、どこをどう治療すべきか、計画を立てることもできません。

萩原歯科医院では、1本の歯の周囲を6か所、お口全体で28本の歯があるので、一人のお口で、6×28=168か所の歯周ポケットの検査をして、状態を把握し、治療の計画を立てていいきますが、それぞれに適切な治療法を行えば、【歯周病=全部抜く】という図式などできるはずもありません。

そして、ここで大切なのが、歯石除去後の再検査です。歯石が確実にとれているかどうか、もう一度歯周ポケットを測って確認をする。

確認をして、足りない部分があれば、再治療をする。さらに確認をする。この手間を惜しんでは、歯周病は治りません。

萩原歯科医院では、手順を省かずに、世界的に確立されている歯周病学(periodontology)に従った治療を行い、歯を残せるという診断がつけば、全力で残します。

残念ながら歯を失った場合でも、インプラント治療をすることも入れ歯の治療を選択することも可能です。まずは、歯をどう残すかを考え、その後患者さんと相談をしながらいろいろな治療から方法を決めていくことが、長もちのする、質の高い歯科治療には欠かせません。

本当に抜いて入れ歯をするしかないのか、もうだめなのかなど、どんなことでも不安に思ったら、セカンドオピニオンを受けてみましょう。

納得ができなければ、サードオピニオンを受けても、それでも納得ができなければさらに意見を求めていくことも必要だと思います。

歯科医院によって、歯周病に対するとらえ方や治療のアプローチはさまざまです。大切なご自身の歯を守るために納得できる歯科医院を探すことに、妥協は禁物です。

治療後の健康維持を考慮できる歯科医院を選ぶ

そして実は、治療よりももっと大切なことは、治療後のアフターケアです。どんな治療にも言えることですが、私は『治療が終わってから、どれだけ長い期間、健康な状態を維持できるか』が勝負だと思っています。

悪い状態のお口を、ある程度きちんとした状態に直すことは、どんな歯科医師にも割に簡単なことです。が、その状態をどれだけ長く維持できるかが、歯科医師としての技量でしょう。

長く持たせるために、歯周病をきちんと治し、長もちする治療を選択することと、診療室で行うプロフェッショナルクリーニングの充実を、私は、自分の歯科医院で何より大切にしています。

それは、もし、自分が患者だったら、一度治した歯はもう、やり直しをしたくない、また悪くなってほしくない からです。私の歯科治療の原点です。

歯周病かなと思われる方は、まずはかかりつけの歯科医院で、ご自身の歯周病の程度、部位などをしっかりと検査してもらうことが治療の第一歩です。

そして、治療についてよく話を聞いてみましょう。

必ず、解決策は見つかると思います。もし、相談する歯科医院がない、という方は、当院の日曜相談会をご利用ください。メールまたは、お電話でご予約をお取りいただけます。

歯周病についての情報は、萩原歯科医院の歯周病サイトに、わかりやすい説明が記載されています。興味がある方はどうぞご一読下さい。

■歯周病だから抜く、その前に■

http://www.shisyuubyou.com/